ボイ酒ロイドを作るということ
助けてくれ。
今私は、あかりちゃんとひたすら美味い酒を飲み、酒を推し、美味い酒って旨いよな!!という、しょーもない動画づくりに取り掛かっている。
んだけど、ちょっとうまくいかなくて悩んでいる。
いないと思うけど、あかりちゃんって何だよって方のために下記。
あかりちゃんの本名は紲星あかり(きずなあかり)。VOICEROID(音声読み上げソフト)(ソフトって言いたくない)(音声読み上げてくれる女の子)です。
紲星あかりちゃんは明るい女の子の可愛らしい中にも優しさあふれる声が特徴の柔らかくてウルトラスーパー可愛いこなのでみんなお迎えしようね
https://www.ah-soft.com/voiceroid/akari/index.html
彼女と一緒にお酒を紹介する動画を作成していたのですが、まあなんというか、
ただのテイスティングコメントなんですよね。
参った...これは見ていて面白いのか...?
話は変わって、私はその昔にワイン関連の会社に勤めておりました。
ワインってさ。味わいを「黒コショウやプラムの香り」「シルキーな舌触り」「タンニン(渋み)が荒々しい」「パッションフルーツの印象」などと言って、感触や香りを別のものに置き換えたり、味わいを言語化したりすることが多いんですよ。
美味しさを言葉で解明しようとするうちに、そういう会社に勤めていたうちに、なんだかそういう癖がついてしまったのですね。
で、改めて作った動画なり台本なり見返してみると、まあこれがただのティスティングコメントなんですよ。やれ余韻の苦みが上品だのアタックが強いのに反して梨の繊細な香りがするだの。
お酒は好きだけど日本酒を特に意識せず飲んだことない人って多分たくさんいて、そういう方が私の動画を視聴してくださったとして
「パイナップルのような果実感!」「メロンのようなコクがあって」「さらさらと水のように入ってしまう」なんて聞いて、想像力を掻き立てられるのかな??
え?なんで米からパイナップル??水のように入るなら南アルプスの天然水でよくね??
って思うんじゃないかな。
飲み慣れた方しか、楽しめないんじゃないかな。
どうして他の物の特徴を借りることでしか酒のおいしさを表現できないんだろう。私の見識の狭さを思い知ってしまった話です。
テイスティングの精度や表現は我ながらそれなりにあるのですが、
それってお酒沼にすでにはまった人にしか伝わらないんじゃないかと。
ボイ酒、車載動画より難しい~~~(゚Д゚;)
日本酒にはまるきっかけって、お酒っていいなって思う瞬間って、体験なのかなあ。微に入り細に穿つ造りを読み解く、ならぬ飲み解くよりも、どう飲むか。どこで、誰と飲むかだったりするのかなあ。
とはいえ、チェーン居酒屋でイッキさせられるお酒と屋の守や江戸開城(東京贔屓)って絶対違うんですよ。
前者みたいな体験で日本酒ってなあんだそんなもんか。と思ってしまった方へ、「あれ、違うんだなあ」と思えるきっかけになればいいなあ、くらいの思いではいるし、日本酒が元々好きな方へ、美味しかったお酒をおすすめできたらいいなあ、というノリなんですけど、
2つの層を同時にターゲティングしているようなもので、まあ、難しいですわね。。。
私?私は気づいたらおちょこ持ってましたよ。なんの参考にもならねえ。めでたし。