しゃるどね日記

ツーリングしたりお酒飲んだり動画を投稿したり猫を可愛がったりバイオリンを弾いたりする日記

雨の博多と魚と酒と

3月1日。

朝荷物をまとめ、和代から博多までおよそ10km移動。

本日のツーリング、終了!

なぜならこの日は昼から雨の予報となっていて、さすがに事前にわかっている降雨に突っ込むほどの覚悟はなかったからである。

もし雨が降っていなければ、生月島を走り、ペンギン水族館などを見つつ、伊万里市辺りに宿を取り、その翌日は比較的まったりと南下するつもりだった。

 

宿の方の厚意で荷物とバイクを置かせていただき、いざ博多観光に出発・・・の前に。

割れてしまったGoProレンズカバーのスペアを買い求めにヨドバシカメラ博多店に走るのであった。

だが、私の使っている機種は旧く(Hero5)、さすがに在庫はなかったようである。

さあ。ここで現行機種を買うか(7万くらい吹っ飛ぶ)、この旅の撮影は諦めるか。

と悩んでいたら、フォロワーさんがAmazonでポチって現地のコンビニ受け取りにすればいい」とのアドバイスをくださった。

それくらい自分で考えろよな。

ということで、レンズカバーは2日後、霧島のコンビニに届くらしい。

 

心を落ち着けて、たどり着いたのはマリンワールド海の中道

水流の激しい玄界灘の環境を再現した水槽は見事なもので、でっぷりとよく肥えたクエがいた。

おいしそう

私は水族館が大好きである。地域色が出ており、見ていて楽しい。

 

ヒオウギガイがいたり。(関東ではほぼ見ない)

 

有明の名産、アオリイカがいたり。

 

透き通っている


この日は、幼稚園の遠足があったらしく、元気な子供たちがたくさん来ていた。

その隣で、平日の真昼間から「さけのむ」パーカーを着て、アオリイカをキラキラとしたまなざしで見つめる30歳の女がいた。

 

どうか、こんな大人にはならないでほしいと、願わずにはいられなかった。

 

 

ここでは日本で4頭しか飼育されていないラッコのうち1頭が展示されている。ぽやっとした顔がなんとも可愛らしい。

最後に海獣のショーを見て観覧終了。クジラらしい見た目のクジラがショーに出ているのは初めて見た。

デザインがかっこいい。

アシカやイルカたちは従順に命令に従い、何通りもの芸をこなし、褒美の魚をもらう。

それで満足しているだろうに、十分な報酬をもらっているにもかかわらず、状況に不満を持ち転職するなど一体何事であろうかと、果たして私の生き方はイルカ未満ではなかろうかと、何やらネガティブなことを考え始めたが、ここまでくると社畜も筋金入りである。

 

その後は電車で博多市内に戻り、お待ちかね、飲酒タイムである。

明るいうちからの飲酒は最高、とはいえ外は豪雨と化しており、かなり暗かった。

1mm/hの予報であったが、実際は18時半の時点で16mm/d降っており、つまり3mm/hほど降っている計算になる。これは予想外だった。

よく見ると雨粒が写っているくらいには豪雨

現地のフォロワーさんと合流し、福岡のお酒にフォーカスした日本酒バー、「福蔵」に行く。

お店を教えていただいたのは、付近に在住の方。

 

最初に飲んだのは「博多の森 初しぼり」。フレッシュ&フルーティーで自分好みだった。

 

2杯目、3杯目に「繁枡 特別純米 生々」「博多百年蔵 しぼりたて純米酒」を頂く。

 

繁枡は旨味が強く食中酒向き、

博多百年蔵はフルーティーな香りとしっかりとした風味がありながらも後味にキレがあり、大変美味しかった。

 

タコさんウインナーをオーダーすると、タコさん箸置きを出してくれるぞ

女将さんがすごくノリのいい方で、「しまった!酒米ハンドブックを持ってくればよかった!」と頭を抱えていたら、すかさず店に置いていたものを貸してくださった。

福岡は、酒米の定番「山田錦」の生産量が全国4位らしい。前までは3位だったが、獺祭パワーで山口が食い込み、4位になったのだとか。

福岡、自分が思っていた以上に酒どころである。開拓したい。

 

ここでクラフトビールの立ち飲みバー「ビアキチ」に河岸を変える。せっかくなので福岡のクラフトビールも飲みたい。

Game Brew*あおぞら モーニンググローリー セッションIPA

天草ソナーとバーのコラボ製品もあったので、チョコレートスタウトも飲む。これは飲むスイーツ!おいしい。

 

最後に鳥取IPA。見たことのないビールをたくさん飲めて楽しかった。

Novoru Brewing * ピエール中野 IPA

 

 

ここで仏のような現地のフォロワーさんからサブ機のGoProを貸していただく運びとなり、仕事帰りにお越しいただいた。本当にありがとうございます。

取引現場。

 

フォロワーさん2名と一緒に豚骨ラーメンで〆。豚骨ラーメンには泡立ってる系とそうでないものがあるらしいが、塩分と炭水化物に飢えた酔っぱらいは特に深く考えることもなく旨い旨いと食べてしまったのである。

 

クレイジー博多ナイトはここで終了。

本当にありがとうございました。

 

翌日は風速10m/秒の中熊本まで高速を駆け抜ける羽目になった。

 

吹き荒れている、というほどではないのだが、常に大きな川の上の橋を渡っているような体感で、不定期に体が持っていかれる風に吹かれながらバランスを取り続けるのはなかなかつらい。

バイクという乗り物は、雨が降っていても乗れないことはないのだが、風にはもっぱら弱いのだ。

 

ということで70km/hほどでのろのろ進んでいった結果、時間オーバーで天草には寄れなくなってしまった。

リベンジ案件である。

 

次回更新は、博多→熊本→鹿児島のグダグダ道中と鳥肉パーティー、それから花粉と灰で顔面汁まみれになりながら桜島を走った話。