許せなく やるせなく 猫助け人生
野良猫を捕獲しては避妊去勢手術を受けさせ、シェルターにぶちこむ日々のしゃるどねです。
金曜は仕事上がりに夜1時まで、日曜は夕方から4時間ほど粘りましたが最後の1匹がずっと出てこなくて心がこんな感じです。
ところで亀ラップをご存知でしょうか。ボーボボとかいう伝説の電波作品のアレです。
当時リアル小学生だった私の心にこれでもかというほどブッ刺さりました。
気の狂いそうな当時中学受験生の心を救った名作です。人生が辛い?じゃあ亀ラップ見てどうでも良くなろうぜ!
https://m.youtube.com/watch?v=3HJB5XPMyH0
タイトルの元ネタ話はここまでで、本題です。
猫を捕獲している話です。
発端は、バイク車載動画繋がりのフォロワーからのお話でした。
今年の春に近所に子猫が生まれ、どうやら、彼のGSRで遊び散らかしているようです。カバーの紐がぐちゃぐちゃになったり。
かわいそうに、鈴菌に罹患した子猫たちがいるということです。彼曰く、次世代はエクスターカラーの子猫が生まれるかもしれないと。
世にYAMAHAのあらんことをと願う私にとっては無視できる事態ではありません。
ということで、子猫たちの保護を行う決意をしたのでした。
というのも、私自身保護猫を2匹擁していて、他人事には思えなかったのですね。
まず最初に、当該の区を中心に活動されている団体さんに連絡しましたところ、
1匹月1万円で飼育と里親探しの代行はしてくださるものの、2週間の隔離期間が必要なうえ、捕獲自体は自分で行うように言われました。
しかし、困ったことに捕獲のノウハウが私には全く無いうえ、
既にアグレッシブキャッツが2匹もいる1LDKの我が家では、数匹の猫たちを預かれないのです。
捕獲器は区で借りられて使い方も教えてくれるそうなのですが、どんな流れで捕獲するのか、全くイメージが掴めませんでした。
そこで、うちの猫たちを譲渡してくださった保護猫団体の代表、Tさんを頼ることにしました。
このTさんは猫の扱いに長けており、様々な保護現場を見ていて、どんな野良猫でも「破ァ!」で家猫にしてしまう(!?)保護猫エキスパートです。寺生まれって、すごい。寺生まれじゃないけど。破ァもしないけど。
すると、「うちのボランティア団体のメンバーさんの車を運転できるならいいよ」とご快諾。Tさんはご高齢なこともあり、免許を返納しています。
ということで週末に張りこんだところ、初日は4匹捕まえられました!ヤッター!
親2匹、子猫3〜4匹との話でしたが、正確な実情は親2匹、子猫4匹のようです。
柄が似てるしお母さんが子猫並みの大きさだし、正確な匹数なんか実際に張ってないとわかんないよね。
そして、先週の金曜に再戦。残した子猫2匹の捕獲にとりかかりました。
1匹はかかりました。しかしもう1匹が全く出てきません。
もしかして猫というのは我々の想像に過ぎないのではないでしょうか。いやしかし、私たちは見たのです。捕獲したどの子でもない、尾っぽの長いシロキジを。ねこはいます。ねこです。よろしくお願いします。
そして、昨日も捕獲器を仕掛けていましたが、まあ、ボウズでした_:(´ཀ`」 ∠):
姿を見せることすらありませんでした。
Tさん曰く、一気に兄弟が減ったことでものすごく怖がっている可能性があるとのことです。
ということで、また日をあけて再戦の予定です。
一番威嚇していたキジ子がすでに懐いたようです。めっちゃ可愛い。GSRで遊んでいたので仮称をスズキちゃんにしようとしたら秒で却下されリノちゃんになりました。
保護猫の譲渡までにはものすごく時間とコストと人手がかかることを知りました。
当たり前だけど、捕獲して、避妊去勢手術を受けさせて、養育しないといけません。本当に大変。
「保護猫養って地域に貢献してるんだから猫扶養控除付けてくれwww」などと甘いことを言っていましたが、もうそんなことは言えません。
Tさんには頭が上がりません。。
本当は全部捕獲が終わってから書こうと思っていたんですが...全部終わるって何でしょうね。
里親に譲渡してからも彼らの生は続いていくわけだし、果たしてそれで幸せになれるかというと彼ら自身も多分わからないので、
まあ多分ちゃんとした終わりとか、正解とか、そういうものはないんでしょうね。
少なくとも、今回保護した子達はこの冬を凍えずに過ごせるのでよかった、と思うのでした。