しゃるどね日記

ツーリングしたりお酒飲んだり動画を投稿したり猫を可愛がったりバイオリンを弾いたりする日記

膝物語

こんにちは。動画編集が全然進まないしゃるどねです。助けてくれ。

今日は、動画編集の気力をごっそり削いだある事件、そして†15年前より続く忌々しい呪い†についてお話しさせてください。

最近Twitterでぎゃーすか騒いでいる右膝について。

愚痴半分というか8割、そしてあわよくば同じ症状でお悩みの方の何かの足しになればと。

めっちゃ痛い話なので、お苦手な方はブラウザバックしてくださいm(._.)m

 

 

 

28日の朝。半ドンを勝ち取るために早出をするべく、わたわたと支度をしていた最中のことでした。

小走りになって右足で着地した折にそれは起こりました。右膝からのバキャリという音、激痛。直後、腫れによって曲がらなくなる膝。

私はそれが何なのかを理解しておりました。うわー脱臼やらかしたなと。

 

話は15年前に遡ります。その日も私は寝坊してバイオリンのレッスンに遅れそうだったので、マンションの階段を駆け下りていました。学べ。反省しろ。もう少しで1階に降りるというところで初回の脱臼、転落、強打。

あまりの痛みに血圧が下がり、視界は砂嵐。しばらく吐き気がして立てなくなっておりました。

マンションの住人の方に保護者を呼んでもらって何とか帰宅したものの、強い痛みでめまいと吐き気がひどく、しばらく起き上がることすらできませんでした。

 

ところでこれは私の実家の大変にアレな話なのですが、当時母の恋人と一緒に住んでおりまして、その人は柔道整復師でした。一応国家資格。

彼が見たところ、これは捻挫であるという判断になり、

整形外科に行っても同じ処置しかされないだろうということで、湿布とテーピングのみで済まされることになります。

 

今となっては分かります。普通の捻挫の腫れ方じゃねぇだろと。もしかしたら彼は柔道整復師としての矜恃よりも、中々懐かない恋人の連れ子への嫌がらせを優先したのかもしれません。今となっては分かりませんが。

 

まあとにかく、初回の脱臼時に固定なり装具のセットなりするべきところを、杖すらない湿布と包帯だけで過ごすことになりました。たくましすぎる。

 

膝の痛みは1ヶ月経っても治りませんでした。

膝が曲がるようになっても全力で走っては不安定な感覚があり、階段を上り下りしては痛みが走り、バスケットボールで着地した瞬間に膝が崩れて激痛と共にひどく腫れたりと、中々にハードな●学生時代を過ごしまして、

こんなに膝の捻挫(?)を繰り返すのは何だかおかしいということでようやく病院に行けたのは、初回受傷の3年後でした。丁度柔道整復師と母との仲のこじれが顕在化してきて、娘の私の人権度合いが少し向上したのでしょう。まあそれは置いといて。

 

街の整形外科にかかると、精密検査をしたほうがいいということで大きな病院への紹介状を書かれました。CTだのMRIだのを撮り、専門医と話をする中でついた診断が、「反復性膝蓋骨亜脱臼」でした。

さらに、おそらく初回脱臼時に剥離骨折をしていたようです。脱臼の衝撃で軟骨が引っ剥がされた状態。幸いにして今は引っ剥がされた痕が薄っすら残る程度で、骨片も関節の動きを邪魔してはいないようです。

 

いや全然ただの捻挫じゃねえんだよなふざけんな。

 

反復性膝蓋骨亜脱臼で調べると、犬の情報がよく出てきますが、しゃるどねさんは一応人間なので人間の話をいたします。

 

上記は、膝のお皿がポコポコと繰り返し脱臼をする病気です。十代の女子に好発するそうです。

脱臼のたびにお皿を支える「靭帯」も傷んで伸びていきます。こいつが厄介で、一度伸びると修復されることがありません。

私の場合関節の作りが雑で、膝のお皿を受ける大腿骨の窪みが浅く、外に脱臼しやすいとのことでした。

なぜ「亜」脱臼なのか。これは、膝のお皿が定位置にないことを指します。

おそらく脱臼してもすぐ元の位置に整復され、病院では外れっぱなしの状態が認められなかったからこの診断になったのかと思われます。世の中にはきっともっと重い症状の人がいる。

ちなみに、正座をすると右膝のお皿はかなり外にずれます。これが亜脱臼の状態。あんまり痛くはないけれど、関節がしばらくロックされるので、曲げっぱなしから伸ばして歩こうとするとびっこ引きになってしまうのです。

 

そこでは装具を貰い、筋トレを推奨指導されました。これが12年前の話。

 

装具は着けると確かに脱臼はしにくくなりますが、脱臼を完全に防ぐものではありません。

そこから何度かひどい脱臼を経て、もう何も運動なんかできないと絶望していたところでしたが、

ダンベル何キロ持てる?」の原作漫画に影響され、何やかんや筋トレをして動けるようになり(それまではランニングマシンでの早歩きすら無理だった)、

あれーこれ、バイク乗ったりキックボクシング挑戦できるんじゃね?と思ったのがここ3,4年のことでした。筋肉は裏切らない。関節は裏切るけど。

 

今では全力で走ることは叶わずとも、ジョギングやキックボクシングの後に少し腫れても冷やせばすぐに治りましたし、

ここ2,3年はうっかり外れることこそあれ、ここまでひどい脱臼はしておりませんでした。

 

ところが一昨日になって仕事に差し障りがある程度には痛みと腫れが大きい脱臼を起こしたので、12年ぶりにMRIを撮る判断になりました。関節は摩耗するものなので、おそらく当時とはコンディションも違うでしょう。

いやあしかし前回に比べてMRIの所要時間がかなり短縮されていて驚きました。あの高そうな機械を償却するのには何年かかるのでしょうか。償却し切る前に最新のものを導入したのでしょうか。

なお、私のお会計は自己負担しめて8,000円でございました( ゚д゚)安いけど高ーい!

 

レントゲンでは骨に大きなダメージは見つからず、手術が即決まるようなことにならなかったのがまだ救いです。

今は腫れが徐々に引き、少しずつ膝が曲がるようになってきています。腫れが引いてもダメージは残るので、ちゃんと運動できるようになるのには数ヶ月必要かなあ。

 

MRIの結果が出るのが今度の金曜日。あー話聞くの怖いな。と思いますが、メンテだと思って通院頑張ります。

 

膝物語、多分続く。