旅の前日譚として
突然ですが、仕事を辞めて有給消化で九州にロングツーリングをしに行きます。
今回の文章はその前日譚。
九州ツーリングの動画を撮ろうと思い、パッキングの時間を利用してSDのデータ整理をしていたときのこと。
まず1枚目、古い動画で使わない予定のものが見つかったので、
動画の日時を確認の上でこのSDのデータはもう全削除していいかと判断し、その通りに。
SD2枚目、2022年に行った北海道の動画が入っており、PCにインポート。
データを確認して、気づく。
「北海道の後半しか入ってなくね???」
おそらく1枚目の古い動画に紛れていたのだろう。慌てて復元しようとするも梨の礫。後の祭り。覆水盆に返らず。
さようなら、初めての北海道。ステルス雨雲に襲われた帯広。大優勝のニセコパノラマライン。遥かなるオロロンライン。愛する最北端。
でも、こんなにデータを無くしたことが悔しいなんて、私まだ車載動画作る気だったんだ。
時は2年前に遡る。
5人のチームで上が一気に二人も辞めて、パワハラ気味上司が赴任してきた。詳細は下記の当時の日記に。
春と業務と私の死体 - しゃるどね日記 (hatenablog.com)
そして、パワハラがなりを潜めてからも人が増えることはなく、
いくつもの職務とPJを抱えて今日まで走りぬいてきた。
残業時間月10時間以内が目標なのに30時間やそこらの残業は当たり前、昼休憩はあって無きがごとく、6時起きで新潟出張に行っては21時まで仕事をするなどで。
え、その割にはTwitter更新してるって?トイレとお茶淹れくらい行かせてくれよ!
夜もずっと仕事のことを気にして、やることがないとつい会社のPCを開いてしまうようなメンタルで。
更に、2021年の終わりには膝の手術を受けており、去年の四半期はまともに動くことはできず、前半は自分で言うのも何だが、ストイックなリハビリと筋トレをずっと続けていた。
2022年の第4四半期からは、滅びそうになりながらも転職活動をガシガシ進めてきた。
痛む膝のリハビリと転職活動を抱えながら、激化した仕事をこなしていたのだ。
そんな生活だったので、旅をすることはできても、
「こんなに面白おかしい旅をしてきたんだぜ、聞いてくれよ!」という気持ちが無くなってしまい、ついに動画を作ることが全然できなくなってしまったのだ。
ただ、仕事上の評価は華々しいもので(鬼のように成果を出し続けてるんだからそうじゃなきゃとても困る)、膝も全身の筋肉も回復して、膝が健康で運動していない人よりは動けるようになったし、次の職場を見つけることもできたし、
私の努力はたぶん間違っておらず、アウトプットはできていたらしい。
そう、アウトプットだ。
アウトプットを休む間もなくし続けていたのだから、出涸らしになってしまってても仕方がなかったのかもしれない・・・。
今回の旅は、ニュートラルな状態で臨めるのが本当に嬉しい。
動画化できるかは・・・ちょっと先の話になりそうだけれど。
なあ、ゆかりさん。
もう一度、私たちの旅をしに行かないか。
その体組成計は嘘をつく
夏までに痩せるって言ってたやつ冷えてるか〜っ!?
筋肉がムキムキになりつつあるしゃるどねです。広背筋と脊柱起立筋がつきまくって、流しそうめんができそうな背中になってます。
この前真夜中に4.5kmほどジョグをするという奇行に及びました。3日間えらい筋肉痛になりました。
そんなワイですが、なんと体重が年始より重いのです…
年始に入る直前、急激に体重がずがんと下がっているのがおかわりいただけるだろうか🍚
これは右膝の手術&入院で筋肉が一気に落ちた証左です。
右の前腿は脱臼癖ゆえ長らく使っていなくてペラッペラ。
ここから私のマッスル伝説が始まります。
膝のリハビリと並行して日々の筋トレで地道に筋肉を増やし、GWには大型バイクで東北ロングツーリングを敢行。
5月から6月にかけて体重が爆増しています。
この辺から、傾斜早歩きにも耐えられる脚になり始め、更には登山なんかもするようになったので筋肉がマッスルになり始めているんですね。
6月中旬にさらにまたピークを迎え、それからは微増傾向。
もうね全然報われないんですけどね。体重面では。
見た目はこんな感じです。
4月→9月。
縦に伸びた...!?いいえ、3ヶ月で身体のパーツの重心が引き上がっているんです。
この見た目の変化で体重変わっていないのって、相当筋肉ついてますよね!
体重が変わらないなら体脂肪率を見ればいいじゃない。
大体月1〜隔週で測っています。
あーあ。6月あたりでぶち上がってますね。
この時、体組成計くんは「膝の手術後1ヶ月半後と筋肉量変わりませーんwww」とのたまいました。嘘をつけ。6月頭には筑波山登ってるんやぞ。
このときから私は体組成計と仲良くなれないことを確信しました。
とはいえ、相当なポンコツでない限り体脂肪率20%の人が30%と判断されることはないと思うので、とりあえず年内に現状-2%を狙います。
最終的には20%台前半に持っていきたいですねえ。
9月で結構下がってますでしょう。
9月から、
・週1スイム 50m20本〜26本
・週1ラン 4km
を習慣にしています。確実に変わりました。引き締まりました。体重は微増してるんですよ、ええ
そうそう。筋肉質になってきたからか、柔道整復師さんに「しゃるどねさんの体型で(身長160cmマッチョ)53kgになるのは…難しくない…?」と言われてしまいました。
泣き叫ぶゴリラになってしまいました。高校生の頃は47-48kgだったのに。
いやでも、膝の悪さゆえに筋肉が全くなくて、動作の全てがグニャグニャだったので、あの頃に戻りたいかと言われるとそれは嫌ですね。
かなり運動性能が上がってきたので、ここからのボディメイクは楽というか効率的だろうなあと思います。
思い返せば、ここまで来るのが本当に本当に大変でした。
体型的に全然報われないのに、運動性能もじわじわとしか回復しないのに、体の状態がマイナスに転じないための地道な努力を1年以上してきたんです。
褒めて欲しい。自分で自分を褒めたい。偉い。偉いからお酒飲んでいい?いいよ。やったー!
初夏と業務と私の死体
お久しぶりですしゃるどねです。
しごとのぐちです。
前回→春と業務と私の死体 - しゃるどね日記 (hatenablog.com)
ぐわっと急性症候群のように感情的になる時期は過ぎ、慢性的なストレスに晒されて歯はボロボロ、周期的に足にカビは生えるし帯状疱疹は癖になりました。
今は、ぼーっとする時間が増えていきなり泣き出すときもあれば、会議の内容がさっぱり入ってこなくて(・・・?内容はないよう・・・)とかなってることも多いです。
ミスをしてミスを怒られるために仕事をしているような感じです。
あと慣れた道に迷います。それから調子が悪いときは野菜の切り方がよくわからなくなってきました。
おいおいうつ入ってんじゃねーのこれ
周囲でも、ひとりまたひとりと退職者と休職者が出ている状況です。
組織の変革期に退職者はつきものと思われますが、ここで退職&休職する社員は、昔からいた人ではなく、ここ5年以内に入社している人に集中しています。あと女性が多い。だいばーしてーは何モンだ。
水曜に社内行事でパ上司と一緒、その次の月曜に多人数とはいえやっぱりパ上司とずっと一緒でいたら、翌日起き上がれないほどのダメージを負いましたね。
このパ上司、人のミスはちくちくちくちく責める癖に自分のミスで人を振り回しても涼しい顔をしているんですよ。もうお前はマスターデータをいじるな。●すぞ。
チクチクであれ何であれ、ヌルっと流せばいいものを、過剰防衛気味になっています。もう、自分を傷つけそうなものを徹底的にぶっ叩かないと気が済まないのですね。これ、どこかで聞いたことありませんか?
はい、皆さんご存知雛見沢症候群です。
被害妄想アレルギーモンスターになりつつあるので、そろそろ人間関係に深刻なダメージが出ないように休職してえな俺もな。
まあ、休職して戻ったところで元の木阿弥になることは目に見えているので転職を考えるわけですが、
所詮この世は上司ガチャ。逃げた先がブラックだったらどうしましょったらどうしましょですね。賭けでしかないわけです。
まあただ、当社にいても最新の技術やトレンドをキャッチアップしづらいというのはまた事実です。wordの体裁を超きれいに整えるスキルくらいしか伸ばせてない。それはそれで大事なんだけれども。
伸ばしたいスキルと避けたい傾向を軸にしつつ、あとは報酬ですね。
困ったことにこの会社、若手をおちんぎんアップで囲いやがりました。果たして職位に対しておちんぎんが見合う他社があるかな。
どんどん行動に移していきたい・・・とは思うものの、判断力絶賛鈍り中の折、そんな脳みそで大丈夫か?という疑問がわいてきます。
このまま沈むよりはましかな。
応援してくれよ・・・な・・・・・・
MPFL再建術入院日記
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
まだ膝の不自由度は高く、ほぼ引きこもってます。
脚の使い方を今までと変えているのに加えてやっぱり膝が曲がらず不自由なのでバランスが取りづらく、家に帰ってから物を落としたり壊したりしてばかりです。つらい。
暇なので、誰得の入院日記をつけていきます。ノンフィクション。それではお暇な方は是非。
術後1日目
硬膜外麻酔(下半身の痛みをとる麻酔)・尿カテ・ブドウ糖点滴などは全て外されて、この日から看護師見守りの元松葉杖での歩行を許可されました。
リハビリらしいリハビリは特になしです。
熱は37.8℃と高め。関節鏡とはいえ、切ったり骨に穴空けたりしてるから多少はね。
毎食後にロキソニンを渡されるので日中はあまり痛くありませんが、夜中に激痛を迎えます...(´;ω;`)
看護師さんから配られるアイスノンを追加してもらうなどで対応していましたが、クソデカアイスノンマシマシはめちゃくちゃ布団が冷え、寒すぎてサムになることが分かったのであまり多用したくない...。
そうだ、痛み止め、もらおう。
点滴針は手術後も残してもらっていたので、早く腕に入れてよぉハァハァとナースコールをしました。が、薬の注入前に生理食塩水を入れる段階で文字通りのたうち回るほど痛かったので点滴は中止になりました。ルート塞がるの早すぎて笑う。
飲み薬は胃を荒らすから真夜中はNGです。
となるとあとはわかるな?
\(^o^)/アッー!
はい、効果覿面です。
無事寝られました。次に起きたきっかけは、痛みではなく隣の病室から一定時間ごとに「ヨイショォーー」と叫ぶおじいさんの声でした。今日も病棟は平和ですね。
術後2日目
初めてのリハビリでした。理学療法士の素敵なお姉さん(重要)に松葉杖の正しい使い方を教えてもらいます。どうやら高さが合ってなさすぎて猫背になっていたっぽい。
足首と腿裏の硬さが課題なようで、足首を上側に動かすストレッチと前傾ストレッチを重点的に行いました。
あと、動けない間に太ったのがトラウマであることを伝えると、ベッドでできる筋トレ(クランチ、片足ヒップリフト)を教えてくれたのでした。
この筋トレとストレッチは、リハビリ後もちょいちょい自主的にやっています。
お姉さんに脚を揉んでもらったり膝をそろーっと曲げてもらったりすると不思議と脚が軽くなるのでした。
体温は36.8度と高めながらも落ち着き、手術のダメージが徐々に緩和されていくのを感じます。
この日の夕方から松葉杖でのひとり移動が許可されました。用事のたびに看護師さんを呼び止めるのが心苦しかったので嬉しいですね。
アイスノン3段構えでアイシングをしているからか、腫れも少し引いてきまして、この日の夜は追記の痛み止め無しで乗り切れました。
まあ、冷たさと横向きになれないのとで2時間おきくらいに起きるんですけどね...
あと、この日に退院日が決まりました。
「年内でいつでもいいよー」とのことなので、術後5日目にしました。
早く退院したかったけれど、一度主治医と話したかったのと、まだもう少し院内リハビリしたかったので。
長引かなさそうでよかったです。
術後3日目
この日も結構寝不足...。
気の狂いそうな疼痛は治まり、安静にしていれば痛くありません。
とはいえ膝は、小さい子供が遊ぶ百均のボールくらいには腫れています。ぼーんと。
動いていないのでご飯が食べきれませんが、3食全部食べ切ると1,800kclほどに達するそうなので、確かにそりゃ多いわ...という感じです。タンパク質と野菜を優先的に食べていきます。
この日のリハビリもマッサージが中心です。
曲がらないのは腫れのせいだと思っていましたが、曲げ方がグラグラ不安定な膝仕様だったせいだそうです。そりゃ曲がりませんわ。
「うまーく、カバーしてきちゃったんだねえ...」と言われる反応と筋肉をしているそうです。
鍵は前腿内側の筋肉。内側広筋といいます。
ここをずーーーっと使わないままでいたので、力の入れ方がわかりません。何故かお尻と外腿が張るw
リハビリをすると不思議と曲がるようになって、歩き方も変わるからすごいですね!
コロナの関係で給水機などが無いので、看護師さんに2Lペット×2を買ってきてもらうなど、強制筋トレをさせてしまいました。すまねえ、すまねえ...
術後4日目
膝の腫れが少し治まって、横向きで寝られるようになりました。
何を隠そう、私、仰向けで睡眠がとれないフレンズなんです。横向きじゃないと睡眠モードに入らないというか。
ということで2時間おきに起きていたのが3時間おきになりました。
でも体温は37.2℃。たかーい。
入院して6日目にして初めてリハビリ室にいきました。結構賑やか。
マッサージに始まり、正しい筋肉の使い方をトレーニングしていきます...が、なかなかうまくいかない。。
・椅子に座った状態で足を上げる
・膝の下に敷いたタオルなどを敷き、潰すように腿に力を入れる。
・松葉杖につかまって立ちながらゆっくり曲がるところまで曲げ、ゆっくり伸ばす。この時内側広筋を意識する。お尻が後ろにいかないように注意。
というのが宿題です。
片手での松葉杖の使い方を教わりました。あと、階段の上り下りの練習。
ケガしていない方、左脚の内側広筋は、ジムのおかげかバイクのおかげか、「太くて立派でたくましい」そうです。
あと、右足首付近の全く使っていなかった筋肉が硬くて「ブルブルするやつ、自分で当てたくなっちゃいますね...?ふふっ」だそうです。
なんか...今日のPTさん...(〃ω〃)
右脚もハムストリングはやたらムキムキらしいです。筋トレのおかげだね。
昼ごはんを食べ終わり、うつらうつらしながら艶かしい漫画を読んでいましたら、ノンアポでリハビリの爽やかお兄さんが登場してビビりました。いやほんとビビりました。
色々試行錯誤していくうちに、内側広筋への力の入れ方がわかり、足が少し上がるようになってきました!!嬉しい!!
「コツを掴むのが早いですね!」など、褒め上手なのがまた素敵ですね。人を褒める才能ってあると思うんです。やる気が出てくる。
この日は仕事とご飯以外は、大体リハビリと筋トレをしていました。
リハビリをすると膝がアッチアチになるので、アイシングしつつ。アイシングはマジで大事...。
術後5日目(退院日)
12時ごろ退院予定でしたが、「このままこいつ帰すのやべーだろ」という判断なのか、午前にリハビリをねじ込んでくれました。ありがたや。
昨日のお姉さんの補助を受けつつ内側広筋の筋トレをしてもらい、歩き方と階段昇降の確認。
歩行は日に日に安定してきていますが、やはり人のチェックが入ると安心しますね。
昼間になって、お忙しい中フォロワー氏に迎えにきてもらいました。本当にありがとうございました。
退院時松葉杖だっつってんのにこの阿呆はキャリーケース持ってきたらしいですよ。どうやって持って帰るつもりだったんだろうね。
そしてお礼にラーメンをご馳走しつつ、解散。
病院食に舌が慣れている&体調が回復しきっていなくて脂質に敏感になっているせいか、ずっと「濃い!美味い!濃い!」と言っていました。
今は退院からまだ1週間経ってないくらいですが、日に日に腫れは引いていて筋力も少しずつですが回復してきています。
膝の回復が急務な身体では極端に酒に弱くなったり脂物を受け付けなくなったり、もちろん右足が不自由な分日常にも支障をきたしている状態ですし、
退院したから全部解決!というのではなく、まだまだ先は長そうです。
俺たちの戦いはこれからだ!!
しばらくしたら、リハビリ日記をまた書きますね( ˘ω˘ )
膝手術レポ~ワイとご飯とMPFL~
ついに一昨日より始まりました入院生活。
昨日は手術日で、膝に関節鏡を入れてぐらぐらな膝の皿を固定していただきました。
どれくらいぐらぐらかというと、こんな感じ
【微グロ注意】膝のお皿が外にコキコキしてるのわかる?
— しゃるどね@膝の靭帯再建した (@Chardonnay_bike) 2021年12月22日
明日でこのゆるゆる亜脱臼の日々ともお別れだ!!今までよく頑張ったぞ...(´・∀・`)#MPFL再建術 #反復性膝蓋骨亜脱臼 #膝蓋骨不安定症 pic.twitter.com/h9r6oGKZcv
膝がまっすぐ上がらない!体重かけると痛い!あとなんかめっちゃ音がする!!
これのせいで走れないし階段の上り下りはびっこひきになったりと、結構日常生活とスポーツが制限されている感じでした。
手術前日の話
前日は9時に入院手続きをし、病棟の案内やら身体計測やらがあり、あとはひたすらご飯を食べたり筋トレをしたりするなど。ご飯は美味しい。とてもラッキーですね。
そして、手術する側の脚に印をつけてもらいます。
これ間違ってたら洒落になりませんからね。右脚ヨシ!
病棟は21時消灯6時起床とかキャンツーでもそんな寝るの早くないよ・・・というスケジュールです。
夜ご飯後に、OS-1と翌日8時までに飲まなくてはいけない清涼飲料水を渡されました。
なお、この日の夜ご飯を最後に38時間絶食となります。
手術当日の話
さすがに筋トレとかはしませんでした。
そして、この日の朝の私は、「え~夜ご飯は食べられるでしょ~?」と余裕ぶっこいていました。翌日の朝まで飯抜きだとも知らずに。
11時頃に手術開始となる予定だそうですが、点滴針をぶっ刺されて固定されずに放置、呼ばれる30分前まで術着が来ないなど、人手不足をうかがわせる感じでして。
そこそこに大きくて有名な病院なのですが、こんなところでも看護師不足って深刻なんだなあと神妙になってしまいました。
これは術前の装備です。手術着・点滴針・白ニーソならぬ弾性ストッキング。
して、手術に呼ばれ、看護師さんと手術室に向かいます。自分で手術台まで歩くの憂鬱ですね・・・これになった気分でした。
手術室って初めて来ましたけれど、結構緊張感漂う異様な空間で、これだけでもパニックになっちゃう人ってそこそこいるんじゃないかなって思うのでした。
自分で手術台に上ると、和痛するための硬膜外麻酔の針を背中に入れられたりするなどしまして、これがまたうら若い看護師さんの匂いを全力で嗅げるような体位でぶちこむのでちゃんとできたのですが、
点滴針からシリンジで生理食塩水をぶちこまれる段に至って、激痛ががが。。。
「あでっ!痛!!オォン!!」とか吠えてたら、看護師さんが一言
「ルート取り直しですねー」
左腕に刺さっていた針を抜き、右手の甲で点滴挿し直しとなったのですが、これがまためちゃくちゃに痛いくせに入りません。
看「・・・緊張されてます?」
ワイ「すっごく」
看「血管もめっちゃ緊張してます」
ということで、麻酔吸入後に点滴の抜き差しは行われたのでした。なんかごめんなさい。
ちなみに麻酔ガスは駄菓子っぽい味がしました。どうでもいいけど。
目が覚めると手術終了しており、回復室に移動します。大体2,3時間ほどでしょうか。
麻酔が覚めると皆さん変なことを口走るらしいのですが、これがまた、確かに酩酊状態に程似ており、
"Is the surgery succeeded?"(手術は成功なんです?)
「うわー大丈夫ですか、昼時にすいませんね、ちゃんとお昼取ってくださいね」
となどと口走って全部覚えているという。。
なぜ英語、そして何に気を遣っているんでしょう・・・
手術後の装備はこんな感じです。
弾性ストッキングとなんかモインモイン動いて脚を揉む血栓予防の機械・尿道カテーテル・ブドウ糖と抗生剤の点滴・硬膜外麻酔の管・手術直後は酸素マスク
帰ると3時間は身を起こすのは禁止。そして看護師さんからまた絶望の宣言が。
看「今日はご飯なしお水のみですねー」
ワイ「えっあのっ このバナナ豆乳もダメですか」
看護「そうなんですよー明日の朝からですねえ」
絶望のタイミングでやってくる食事ワゴン!見せつけられ身をよじる患者!これがスシトーチャリングである!
こうしてTwitterで飯テロを食らいつつ、無職転生を見ながら長い夜が始まったのでした。膝から何か生まれるんじゃねえかってほど痛みます。硬膜外麻酔入れてても痛いもんは痛いですからね!!
膝の話、続く。
推定7〜8kg太ってみたレポ
膝の脱臼で、たった2ヶ月ほどで推定7〜8kg増え、半年でようやく4.8kgほど減らしたしゃるどねです。
筋肉もその間かなり増やしたので体重だけではあまり正確なところはわからないのですが、
脂肪だけでいえばかなりの量を減らしましたよ。
ただケガの前はキックボクシングをやっていて上半身も体幹もそこそこのマッチョだったので、
筋肉量が当時より少ないとすればあと4kgは落としたいところなんですがねぇ。
ぶっちゃけ肥満度Iまで太ることなんてそうそうないので、困ったことなど記録として残していきたいと思います。
また、これは体型が標準以上に大きい方を貶す意図は無いことも予め申し上げておきます。
関節が痛い
膝も治りづらかったし、腰も痛かった...
世の中の恵体人間はなんで平気なんですかね。
体重が1kg増えると、膝にかかる負荷は3倍の3kgなんだそうです。
8kg増えたとすると、24kgの負荷がプラスされることに...
マックスから3kgくらい減らした時点で腰痛はマシになりました。
5kg近く減らすと体が軽ーい!(小泉構文)
服がすぐ劣化する
さようならぼくのお気に入りのブラウス(´;ω;`)
お腹や腕、肩の生地が薄くなるのが早いしウエストゴムは際限なく伸びる。
タイツはすぐ太ももで裂ける。
こんなにコスパの悪い生活もなかなか無いですよ。。
布が足りない
パンツとかTシャツとか下着とか、もうとにかくなんでも布面積が足りなくなります。着心地が気持ち悪い。でも、ここで大きいサイズを買ったら負けだと思って耐えました。
化粧品の減りが早い
顔面積デカいからね仕方ないね
あちこちにぶつかる
自分の幅が分かってないことが原因です。シンプルにいてぇ。
熱中症になりやすくなる
当社比1145141919810倍。
デフォで重ね着してるようなもんですからね。普通に危ない。
卑屈になる
どうせデブだし...はいはいオワタオワタ...
ってなります。全てに対して。そんな時は心に松岡修造をインストールしましょう。諦めんなよ!
と書き散らしてみたところで、今度は太ってよかったことを書いてみます。あんのかよって感じですよね。
太っても周囲の人の態度が変わらないことがわかった
こういう人たちは大事にしろよと。
若い頃摂食障害になってた時期もあり、今もたまにぶり返しかけるので、これが確認できたのはすごく重要です。
バイクのサスがちょっと沈む
でも腿の肉が邪魔して足つきはそんなに良くならなかった(´・ω・`)
以上。まあでもメリットよりデメリットの方がでかいし多いので、太らない方が良いですよ。
不便が多いので大きいサイズの服とかはもうちょっとバリエーション展開してるといいんじゃない?とも思ったりしました。
節制してても、ホルモン異常や薬の副作用で簡単に何十キロと増える場合もありますからね。
最後に。
健康な体であれば、野菜を食べて、油物と甘いものを控えて、お酒はほどほど、週1,2回適当に運動していれば、人はそう簡単に太りません...
以上、健康のありがたみが沁みるアラサー並みの感想でした( ^ω^ )
膝物語〜そうだ、手術、受けよう。
ブログの方はお久しぶりです。しゃるどねです。
膝の手術、受けます。
撃てるようになったら嬉しいけど、義足にはならないです
このブログでは手術は様子見と書きましたが、ついに手術を決心する出来事が積み重なりました。
経緯を書く前に、以下前回までのあらすじです。
***
私は膝のお皿が繰り返し脱臼します。
15年半前、13歳で階段から落ちて初回の膝蓋骨脱臼と、剥離骨折。当時整形外科に行かせてもらえず、処置は固定なしのテーピングのみ。
3年が経過。その間半年〜1年に1回ペースで脱臼。すぐ整復されるので当時はそれを脱臼とも思わなかったものの、腫れ方が酷いのでついに大学病院を受診。反復性膝蓋骨亜脱臼だと診断される。
とりあえず受診当時16歳とまだ若かったので、サポーター(ニーブレース)をぶん投げられて保存療法。リハビリ?体育?スポーツ?何それ美味しいの?
その後約10年が経ち、2018年から始めた筋トレで膝の不安定感を克服...したと思っていた時期が私にもありました。
昨年の年末に脱臼からの骨挫傷。骨挫傷っていうか軟骨ゴリゴリに削れてね?って痛み・・・
怪我で動けない間に爆増した脂肪を減らしたり筋トレをしたり色々頑張ったのだが・・・
***
はい。脂肪はかなりの量減らしました。筋肉も結構ガチガチにつけました。つけたんですが。
・階段がスムーズに降りられない
・エアロバイクだろうが運動後に右膝を庇っている左脛が痛くなる
・生身で走れる兆候が全くない
・バイクの取り回しが怖い、痛みが出る
などの症状があり、近くの整形外科に相談に行きまして。
ワイ「かくかくしかじかで、筋トレやリハビリでどうにかなりませんか?運動処方なd 先生「あーあーこの膝じゃダメだよ〜wwww手術勧められなかった?勧められたの?仕事が忙しくて受けられなかった?ふーん。事務職で?病院にかかれない仕事なんかやめちまえwwww」(マジでこんな感じで言われた)
ということで、決心しました。
そうだ、手術、受けよう。
これが、7月か8月の話です。
そして、初診料を取られないギリギリのタイミングで大きな病院に再度かかりました。
相変わらず疲れた感じの主治医先生、やる気を起こしていただきたいのでやるお先生とでも呼びましょうか。やるお先生曰く、手術日は年末、クリスマスイブ前日が最短だそうで。
めっちゃ待たされるやん。みんなもっと膝大事にして?
どうせ仕事も年末に向けて大きくは動かないし寒くてバイクにも乗らないタイミングなので、即頭を縦に振りました。
そして、先週の金曜に入院前の採血やら心電図やら手術の説明やらを受けてまいりました。
これはその際に撮ったCTです。
左右反転してます。
普通に仰向けで、少し内腿に力を入れた姿勢をとっただけで亜脱臼してます。
おまけに、大腿骨も膝蓋骨もガタガタに削れてますね。
こんなにボロボロの膝で運動して通勤してたかと思うと、ゾワゾワしますね。ヤバいですね☆
ということで、私の今年のクリスマスは、病棟のメリークルシミマスです。俺、この手術終わったらケーキとシャンパンキメるんだ。
そう、クルシミマスなんです。手術が成功したからといって、すぐにスタスタ歩けるようになるわけではないのです。
なぜかというと、骨に穴をぶち開けるので膝がめちゃくちゃ腫れるんです。そして痛い。
以下は私の受けるMPFL再建術の手順です。
膝のお皿を内側方向に固定している靭帯がびろびろに伸びたり断裂してたりするので、人工的に作り直すのです。
全身麻酔をしたうえで、関節鏡を使います。傷は最小限。膝くぱぁにならないのは、ありがたいところです。
まずハムストリングの一部(裏腿外側の筋肉)を採取して、膝のお皿を内側から留めている靭帯の代わりのバンドを作ります。これを移殖腱と言います。
次に、大腿骨に細い孔を空けます。ここに先程の後付け靭帯を通します。移植腱がすっぽ抜けないように、大腿骨の外側にボタンをつけます。
最後に、移殖腱をの端っこを膝のお皿に縫い付けて出来上がり☆
ね、簡単でしょう?(簡単ではない)
この腫れが引くまで右脚が使えなくなります。移殖腱が定着して手術のダメージから回復したら次はリハビリです。
移殖腱が落ち着かないうちに頑張りすぎると再手術、やらなさすぎると筋力がつかない。難しいバランスですね。
とりあえず再手術だけは避けたいところです。
これで長年不安定だった右膝が丈夫になると思うと、なんだかすごく楽しみですね。
そして夏にはバイクに乗れるようになりたいです。
理学療法士さんの言うことをよく聞いて頑張ろうと思います٩( 'ω' )و